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「九州放送機器展」から「九州メディア総合展」へ

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今年から名称が「九州放送機器展」から「九州メディア総合展」に名称が変わった。中身的にも自粛以前の形に戻ったようなレイアウトになった。今年は博多祇園山笠と日時が被っていたので来場者数もどうなのか? と言う出展者の話を聞いてたが、結局はそんなこともなくいつのも開催に感じた。今年もMonkeyHillsは健在だ。QBEEは独特の雰囲気もある中、今回は関西放送機器展とのスパンが短く新発表が少なかったが九州初上陸機材は確実にある。それら含めてメーカー毎に簡単に見て行こう。


富士フイルム出展ブースより

富士フイルムブースで気になったのが、GFX ETERNA向けに新たに投入された超広角ズームレンズ「GF19-35mmT3.5 PZ OIS WR」だ。GFX ETERNA専用レンズとしては2本目となる製品で、中判センサーを採用するGマウントシステム向けのレンズである。

実際に手に取ってまず驚いたのは、その操作感だった。フォーカスリング、ズームリング、アイリスリングのすべてが電子制御、いわゆるバイワイヤ方式でありながら、リングを回したときの適度なトルク感が非常に自然だ。電子制御レンズ特有の違和感が少なく、まるでメカニカルなシネマレンズを操作しているようなフィーリングに仕上がっている。

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さらに興味深いのはズーム制御だ。レンズ本体にはズームスイッチを搭載し、電動ズームとして動作するだけでなく、カメラ側からも制御できる。GFX ETERNAではトップハンドルのシーソースイッチやマルチファンクションダイヤルからズーム操作が可能で、ワンマンオペレーションも意識した設計になっている。

つまり、撮影スタイルに合わせて複数のズーム操作方法を選択できるわけだ。個人的には、この仕様はかなり可能性を感じた。将来的にサードパーティー製のデマンドユニットやカメラコントローラーが登場すれば、より自由度の高いリモートズームシステムも実現できそうだ。現時点でもカメラ側からの電子制御には対応しており、今後周辺機器が充実すれば、さらに活用の幅は広がるだろう。

35mm判換算で15〜28mm相当の超広角

レンズ名は19-35mmだが、GFXの中判センサーでは35mm判換算で約15〜28mm相当となる。Gマウントレンズとしては最も広角なズームレンジをカバーしており、実際にファインダーを覗くと、その画角の広さには驚かされる。しかも、この超広角域を電動ズームでスムーズに操作できる点は、これまでのシネマレンズにはあまりなかった魅力と言える。

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映画だけではない。配信やドキュメンタリーにもGFX ETERNAは発表当初、「映画制作向けの専用機」という印象を持っていた人も多いのではないだろうか。ボク自身もそう感じていた。しかし今回話を聞く中で、そのイメージは大きく変わった。

もちろん映画制作がターゲットであることは間違いないが、一方で少人数の映像制作やドキュメンタリー、ライブ配信など、ワンマンオペレーションを想定した機能も積極的に取り入れられている。このGF19-35mmも、そのコンセプトを象徴するレンズと言えるだろう。超広角のダイナミックな画作りに加え、電動ズームや電子制御を活かした柔軟なオペレーションは、従来のシネマ撮影だけでなく、幅広い映像制作の現場で活躍しそうだ。

さらに富士フイルムならではの色再現も大きな魅力だ。「これまでとは違う色で作品の個性を表現したい。」そんなクリエイターにとって、GFX ETERNAとGF19-35mmの組み合わせは、新たな選択肢として注目すべきシステムになりそうである。