XF300シリーズの姉妹機種いよいよ登場!

IBC2010で公開されたXF105とXF100が本日11月4日に国内でも正式に発表された。発売時期は2011年1月中旬を予定している。すでに発売されているXF300シリーズの姉妹機種になるのもので、記録フォーマットはXF300シリーズと同様MPEG2で4:2:2の50Mbpsとなっている。撮像素子は新開発の1/3型207万画素のCMOSを搭載しており、フィルターの切り替えにより赤外撮影に対応しているほか、2基装備されたメモリーカードスロットに同時記録する機能やフェイスキャッチテクノロジーなどが装備されている。

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キヤノンXF105。HD-SDI出力が装備されたモデルで、市場予想価格40万前後、2011年1月中旬発売予

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側面には2基のCFカードスリットが装備され、同時記録が可能

円形ダイヤルやLCD表示はなくなり、一般的なデザインに

また、手振れ補正機能を利用した光軸調整機能により、ズームの光軸中心ズレ補正や3D撮影時に2台のカメラの光軸調整を簡単に行えるほか、リグを使った撮影時には画面を上下左右に反転させることができるスキャンリバース機能など、3D撮影サポート機能が搭載されており、かなり3Dを意識した設計になっている。

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XF105に装備されたHD-SDI出力とゲンロック/TCコネクター

バッテリー容量の小さなバッテリーパックBP-925が付属。約165分の撮影が可能

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INFRAREDスイッチをONに切り替えにより赤外線撮影に対応。暗闇での撮影も可能

内蔵マイクの他、外部接続可能でレベル調節やATT、ファンタム電源対応。収録はリニアPCMで16bit/48kHz

なお、XF105にはHD-SDI出力とゲンロック、TCコネクターが装備されている。 4.25~42.5mm(35mm換算30.4~304mm)/F1.8~2.8の10倍レンズを搭載しており、最短撮影距離は60cmとなっているほか、円形に近い絞りが得られるように8枚虹彩羽根となっている。XF100/XF105は、XF300シリーズに比べ、大幅に小型軽量化されており、質量がXF300の2.7kgに対し半分以下の1.2kgとなっており、より機動性を生かした撮影が可能だ。

記録フォーマットがXF300シリーズと同じため、共通のワークフローで作業を行えるが、XF300シリーズ用のブラウザソフトとプラグイン(Apple、Avid)はカメラの特性が異なるため、共有はできない仕様になっている。

なお、XF100/105の発表にあたりオプションのワイドコンバージョンレンズWD-H58Wが用意されたほか、バッテリーに容量の小さなバッテリーパックBP-925が付属バッテリーとして同梱される。ちなみに、BP-925で約165分の撮影が可能。編集部では近日レビューを予定しているのでお楽しみに!

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手振れ補正機能を利用した光軸調整機能。3D撮影時にズームの光軸中心ズレ補正や2台のカメラの光軸調整を簡単に行える

記録フォーマットは、XF300 シリーズと同様MOEG2 Long GOP 4:2:2。50Mbps以外にも35や25Mbpsも選択可能

仕様

  • 撮像素子:1/3型CMOS(有効画素数1920×1080)
  • レンズ:10倍(4.25~42.5mm/F1.8~2.8、手振れ補正搭載)、最短撮影距離60cm、8枚虹彩絞り
  • ファイルフォーマット:MPEG2 Long GOP 4:2:2/50Mbps(MXF Op1a)
  • 動画記録:1920×1080、1440×1080、1280×720
  • 記録メディア:CFメモリーカード(動画、2スロット)、SDカード(静止画、設定情報)
  • 映像出力:HDMI、HD-SDI(XF105のみ)
  • 最低被写体照度:4.5lux
  • 価格:オープン(市場予想価格:XF100;30万前後、XF105;40万前後)

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編集部

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