Blackmagic Designプレスカンファレンス動画

Blackmagic Designブースレポート

展示会場オープンの初日にBlackmagic Designは会場内のブースにおいてプレス向けの発表会を開催した。ここ数年NABで多くの新製品を発表するのが半ば恒例となっている。今年もその期待通りカメラをはじめとした新製品の発表が行われたが、特に今年は新製品の数が多く、バリエーションも含めると30アイテムを超えるという凄まじい勢いだ。すでにPRONEWSのニュースで紹介されているので、整理するような形でレポートしよう。

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Blackmagic URSA Mini。CinemaDNG 4.6K RAW、ProRes 4444 XQ、ProRes 4444、ProRes 422 HQ、ProRes 422、ProRes 422 LT、ProRes 422 Proxy記録に対応。CFast 2.0カードを2基装備している

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Blackmagic Micro Studio Camera 4K。トークバック、タリーインジケーター、B4レンズコントロールが可能となっており、MFTレンズマウントアダプターにより様々なレンズに対応可能。6G-SDI出力とプログラムリターン入力を搭載しており、ATEMスイッチャーからはカメラ設定、カラーバランス、黒レベル、ガンマ、フォーカス、アイリス、ズームなどの調節が可能

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Micro Cinema Camera。ドローンへの搭載時ラジコン制御可能なPWMおよびS.Busインターフェースを搭載しており、アイリス、フォーカス、オーディオレベル、録画の開始/停止などをリモートコントロール可能

今回発表されたカメラはURSAのセンサーをデジタルシネマの4Kに対応したBlackmagic URSA 4.6Kと、URSAの小型バージョンともいうべきBlackmagic URSA Miniだ。URSA Miniには4Kと4.6Kのセンサーを搭載した2種類のモデルがある。いずれもEFマウントとPLマウントのモデルが用意されている。

もう一つのカメラは小型クレーンや仕込みカメラとして利用可能なミニサイズの4K(UHD)カメラBlackmagic Micro Studio Camera 4Kで、MFTマウントを採用することでアダプターを介してB4マウントのレンズも装着可能となっている。また、ドローンへの搭載などに対応したHDカメラMicro Cinema Cameraもあり、マウントやセンサーのバリエーションを含めるとカメラだけで8機種となる。また、URSA用のアクセサリーとして1920×1080のカラー有機ELディスプレーを搭載したBlackmagic URSA Viewfinderとタッチスクリーン式の5型モニターを搭載し10bit 4:2:2 HD ProRes/DNxHD収録ができるモニター&レコーダーBlackmagic Video Assistが出展された。

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Blackmagic URSA Viewfinder。1920×1080のカラー有機ELディスプレイを搭載した電子ビューファーで、Blackmagic URSA装着時は収録状況、カメラ設定、バッテリー残量などのオーバーレイ表示が可能

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Blackmagic Video Assist。Apple ProResおよびDNxHDファイルフォーマットによる記録が可能なほか、タッチスクリーン式のモニターにより設定やモニタリングが可能。バッテリーはキヤノンLP-E6で、2個装着可能

スタジオ関係の機器としては12G-SDI対応のUHDスイッチャーATEM 2 M/E Broadcast Studio 4K、ラックマウントタイプのレコーダーHyperDeck Studio 12G、クアッドリンク12G-SDI、HDMI 2.0など多彩なビデオインターフェースを搭載したUltraStudio 4K Extreme、Smart Videohub CleanSwitch 12×12、Smart Videohub 12G 40×40、最大8台までのカメラに対応できる12G-SDIインターフェース対応のインカムオプションATEM Talkback Converter 4Kがある。

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ATEM 2 M/E Broadcast Studio 4K。HDおよびUHD対応のスイッチャーで、12G-SDIの入力を20系統装備している。16系統のソース、2系統のプレビューおよびプログラム出力をモニタリング可能

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UltraStudio 4K Extreme。コーデックはApple ProResに対応。ThunderboltおよびPCI Express外部接続が可能。AvidにOEM供給したベースモデル

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DaVinci Resolve 12では、422 Proxyから最高品質の12-bit ProRes 4444 XQまで、すべてのファイルを収録・再生して、高度な合成やカラーグレーディングを実現

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Smart Videohub 12G 40×40。1台のルーターで2160p60までのすべてのSDIフォーマットを同時にルーティング可能。SD-SDI、HD-SDI、3G-SDI、6G-SDI、12G-SDIフォーマットの自動切り替えに対応

さらにコンバーター関係では、SDI to HDMI、HDMI to SDI、SDI to Analog、Analog to SDI、SDI to Audio、Audio to SDIに対応したミニコンバーターシリーズTeranex Miniや、SD、HD、Ultra HD、DCI 4Kフォーマットに対応したキャプチャーカードDeckLink 4K Proなどが展示されている。

昨年発表されたBlackmagic Cintel Film Scannerは国内外ともに出荷が遅れているが、これは今回発表となったURSAに搭載された4.6Kのセンサーに対応するためで、近いうちに発表があると思われる。

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SDI to HDMI、HDMI to SDI、SDI to Analog、Analog to SDI、SDI to Audio、Audio to SDI がラインナップされたTeranex Miniコンバーターシリーズ

カメラのラインナップも今回の発表製品を含めると相当数になり、この数年でカメラメーカーの1社に加わったといえよう。また12G-SDIもATOMOSがSHOGUNで採用しただけでなくAvidがAvid Artist | DNxIOとして同社の製品を採用するなど本格的な広がりを見せている。さらにスタジオ機器やフィルムスキャナーなどにも幅を広げており、かつてソニーなどが歩んできた映像の歴史を数年で達成した格好となるだろう。