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AJAブースレポート
AJAは昨年出荷を開始したカメラCIONの最新ファームウェアバージョンや、HD-SDI×4からSTファイバー、またはSTファイバーからHD-SDIへ変換し、4KやUltraHD信号のファイバー伝送を可能とするFiDO-4T-STとFiDO-4R-ST、8チャンネルのAESオーディオエンベッダー/ディスエンベッダーや4チャンネルのアナログオーディオエンベッダー/ディスエンベッダー3G-AMと3G-AMAといったミニコンバーターシリーズのほか、KONAおよびIoシリーズの新ソフトウェアとAJA Control Roomのアップデートなどを出展した。
v1.2のファームウェアにより感度や機能、画質などの改善が行われた4K対応カメラCION。横に付いているのは同じく新製品のミニコンバーターFiDO-4T-STで4系統のSDIをST光ファイバーに変換するもの
CIONは昨年2月にVre1.1ソフトウェアアップデートによって露光指数(EI)値がEI 320、EI 500、EI 800、EI 1000まで増加するだけでなく、ハイライトの処理能力も改善されていたが、今回のNABではv1.2のファームウェアが発表になりEI 800とEI 1000にガンマとカラーコレクションのオプションを追加したほか、LUTのサポート、タイムラプスインジケーター機能などが追加された。
CIONは4K/UltraHDと2K/HD解像度で撮影が可能なカメラで12bitのProRes 444を含むApple ProResファミリーのコーデックで直接記録が可能。記録メディアはAJA Pak SSDメディアを使用し最大4K/60pでの記録が可能。また3G-SDI×4接続による4K 120fps出力やThunderbolt接続による4K 30fpsのAJA RAWデータ出力が可能だ。
3G-SDIに対応したミニコンバーター3G-AMと3G-AMA。3G-SDIに対応したオーディオエンベッダー/ディスエンベッダー。AESデジタルとアナログ対応の2機種
ミニコンバーターには3G-AMと3G-AMAの2機種が新製品として加わり、3G-AMでは、8チャンネルのAESオーディオエンベッダー/ディスエンベッダー、3G-AMAは4チャンネルのアナログオーディオエンベッダー/ディスエンベッダーとなっている。なお、いずれも3G-SDIに対応しており最大1080p/60fpsまで対応可能。また、HD-SDI×4を長距離伝送可能なトランスミッターとレシーバーFiDO-4T-STとFiDO-4R-ST、UltraHD/HD HDMIを4本の3G-SDIに変換するHA5-4Kなどミニコンバーターシリーズのラインナップが増えた。
今回のアップデートによりIo 4Kを経由してChinema DNGファイルとしてMacとWindowsにキャプチャーが可能となった
またKONAおよびIoシリーズの新ソフトウェアとAJA Control Roomのアップデートが発表され、AJA CIONからの最大4K 60fpsのAJA RAW信号を、Io 4Kを経由してChinema DNGファイルとしてMacとWindowsにキャプチャーする新機能が追加された。KONA 4ではWindows環境において、CIONからの最大4K 120fpsの信号をAJA RAWファイルでキャプチャーすることが可能になり、更にKONA 4、KONA 3G、Io 4Kは、AJA Control Room Avidから発表されるAvid Media Composer v8.4において、4K Avid DNxHRでのキャプチャーに対応となった。