NETGEARは、PRONEWS SUMMIT 2025の同社ブースにおいて、ProAV向けスイッチ「M4350シリーズ」におけるSMPTE ST2110対応の新製品を展示した。放送業界のIP化に対応するソリューションとして注目を集めている。

同社は2024年から2025年にかけてM4350シリーズのSMPTE ST2110対応を進めており、2024年の2機種に続き、2025年には新たに4機種を投入し、対応モデルは合計6機種へと拡充された。

2024年に発表されたモデルが25Gや10Gといった高速ポートを搭載し、主に大規模な映像伝送を想定していたのに対し、2025年の新モデルは2.5Gや1G系のポートを備えているのが特徴である。これにより、PTP(Precision Time Protocol)を利用した映像伝送や、Danteなどの音声伝送を主な用途としており、より多様なIP伝送のニーズに応えるラインナップとなった。

ブースでは拡張されたM4350シリーズのラインナップが展示された。中でも、マルチギガポートを24基、加えて10Gと25Gのアップリンクポートを備えた「MSM4332」は、その汎用性の高さから中心的なモデルになると見られている。その他、10GのSFPポートを40基搭載したモデル「XSM4344C」や、光ファイバーに対応したモデル「VSM4320C」、10ポートのコンパクトな筐体に2.5Gと25Gポートを搭載したモデル「M4350-8M2V」など、多様なニーズに応える製品群が紹介された。

M4350-8M2V

また、会場では具体的な運用例として、隣接するエーディテクノ社のDante AV Ultraエンコーダーと連携したデモンストレーションが行われた。エンコーダーから出力されたDante AVの映像信号をM4350シリーズのスイッチ「M4350」で受け、もう一台の同モデルと1本のケーブルで接続し、スイッチを経由してマルチビュー画面に表示するという内容で、実際のシステム構築における安定性や親和性を示した。