Inter BEE 2025のDVCブース(ホール7 小間番号7201)では、JIROJIB(ジロージブ)、TERIS社、RUIGE(ルイージ)の新製品が展示された。主な展示内容は、新型カメラジブ、軽量三脚、および高輝度モニターである。
分解・収納が容易な「JIROJIB 10」
JIROJIBの新製品「JIROJIB 10」は、直径10センチのカーボンアームを採用したモデルで、従来の7センチモデル「JIROJIB 7」よりも太径化されている。本製品の特徴は、着脱可能なインロー(継ぎ手)式の組み立て構造を採用した点にある。パーツを短く分解してケースに収納できるため運搬性に優れ、現場で必要な長さに応じて組み立てが可能だ。

また、ジブの太さや長さをユーザーの要望に合わせて指定できるカスタマイズ性も備える。軽量機材向けに素材を変更してコストを抑えるといった構成も可能だという。ジブスタイルに加え、ジンバルを装着したクレーンスタイルでの運用にも対応している。


携帯性に優れたTERISの三脚
三脚メーカーTERIS社の新製品「TS-TL75CF」は、75mm径の脚を持つ3段式の三脚である。コンパクトに収納できる軽量設計のため、スーツケースに入れた移動など、携帯性を重視する撮影に適している。ローアングル撮影にも対応し、価格は税込9万9,000円となっている。



リーダー電子の技術を採用したRUIGEの高輝度モニター
RUIGEからは、SDIとHDMIに対応した10インチ高輝度モニターが展示された。本製品は計測器メーカーであるリーダー電子の技術を導入しており、高精度な波形表示が可能となっている点が特徴だ。



全画面での波形表示に加え、映像と波形を同時に確認できる2連モデルもラインナップされている。モニターとしての視認性に加え、波形モニターとしての精度を兼ね備えた製品として、現場での活用が提案されていた。

