デジタル一眼レフカメラでハイビジョン映像が撮影できるようになり、注目を集めている。

InterBEEでもこうしたデジタル一眼レフにPLマウントレンズを装着できるようにしたマウントアダプターや改造を施した製品を各社が出展していた。動画を撮影するのであれば、ビデオカメラの方がそれように作られている分運用性はよいのだが、デジタル一眼レフカメラはイメージサイズが大きいことでビデオカメラでは撮影できないシネライクな映像を撮影できるからだ。PLマウントのレンズは、デジタル一眼レフカメラ用のレンズに比べると非常に高価だが、ハイビジョンフォーマットでシネライクな映像を撮影したいというユーザーや特殊用途での利用を考えるとリーズナブルで、後処理も比較的容易に行うことができるからであろう。こうしたデジタル一眼レフカメラの普及により、数年前に流行ったDOFはすっかり姿を消してしまった。

ナックイメージテクノロジー

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キヤノンEOS5D Mark IIのレンズマウントをPLマウントにするアダプター(左)。カメラマウント部分にL字型の金具で補強している。右はパナソニックのLUMIX DMC-GH1をPLマウント化したものだが、参考出品であった。レンズ側の加工も必要なことからアダプターのみの取り扱いはしないようで、カールツァイス製Compact Primesレンズ、マウントアダプター、マットボックス、フォローフォーカスなどをセットにして販売される予定だ。なお、加工されたレンズはこのシステム専用というわけではなく、フィルムカメラへの装着は問題ないとしている。

http://www.nacinc.jp/

スパイス

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  キヤノンEOS 7DのマウントにPLマウントレンズを装着できるようにする改造サービス。改造といってもカメラ側の改造ではなくアダプターをカメラの個体に合わせて製作するといったほうが正確かもしれない。おそらくフランジバックなどを個体に合わせて制作するのではないかと思われる。価格はカメラ込で¥50万台とのことだが、レンタルサービスも行っている。

http://www.spice29.co.jp

シネマックス

 
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Vocas社のデジタル一眼レフカメラ用サポートシステム(左)とMRMC(Mark Roberts Motion Control) 社のS3 Stereoscopic Stepper(右)。Vocas社のサポートシステムは、ベースプレートやショルダーサポート、ハンドグリップなどを組み合わせて様々な撮影スタイルに対応可能。標準的な15mmロッドを採用しており、フォローフォーカスなどのアクセサリーが装着可能。フォローフォーカスは、バンド状の樹脂製リングをレンズに巻き付ける方式で、様々なサイズのレンズに対応できるが、操作フィーリングは映画用のそれとは異なる。S3 Stereoscopic Stepperは、ステッピングモータでカメラを左右に移動させて3Dの映像を撮影するというもので、0.02mmの精度で任意に移動量を設定できる。左右で撮影時間差がでるので、動く被写体には不向きだ。

http://www.cinemax.jp

銀一

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camcaddieカメラハンドルスコーピオン(左)とzacutoのカメラサポートシステム(右)。スコーピオンは、一眼レフカメラのハンドリングをサポートし、ローアングル撮影やクロススポーツなどの動きが激しい被写体をフーローしやすくするカメラサポートで、カメラに合わせて前後左右に微調節が可能になっている。zacutoのカメラサポートシステムは、豊富なパーツが用意されており、様々な撮影スタイルに対応できるように組み合わせることができる。写真はマットボックスやLCDモニター、フォローフォーカスなどを組み合わせてシネスタイルにしたもの。

http://www.ginichi.com

テックス/インテックス

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パナソニックLUMIX DMC-GH1/G1用PLマウントアダプターHOTROD CAMERA社Hot Rod PL。写真は、ハンドルなどがパッケージされたDeluxe packageにオプションのロッドやARRIのマットボックスを装着したもので、ロッドを利用してフォローフォーカスなども装着可能。価格は14万円前後。

http://www.tec-s.jp/
http://shop.intec-s.jp/

ノビテック

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Zacutoカメラサポートシステム。ベースプレート、ショルダーパッド、ハンドグリップ、ファインダー、フォローフォーカスなど様々なパーツが用意されており、組み合わせることで、あらゆる撮影シーンに対応する。デジタル一眼レフカメラ向けのセットも用意されている。なお、Zacutoは特定の国内総代理店なく、インテックスや銀一、駒村商会などでも扱っている。

http://www.nobby-tech.co.jp

トムソン・カノープス

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EDIUS Neo 2 Boosterは、非圧縮AVIのほかDVCPRO HD、DVCPRO50、Microsoft DV、Motion-JPEG、AVCHD、HDV、MPEG4、MPEG2など様々なフォーマットに対応しているが、会場では各社のデジタル一眼レフに対応していることを大々的にアッピール。特別なハードウェアを必要とすることなく、3ストリーム以上のリアルタイム再生を可能としているほか、H.264/MPEG2コーデックアクセラレーターFIRECODER Bleに対応していることで、高速レンダリングが可能。

http://www.thomson-canopus.jp

北海道日興通信

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多視点映像撮影・解析システム。複数台のカメラで同時に撮影し、独自の画像処理を施すことで、職人技の教育や伝承に役立てようとする研究。多視点撮影では、複数台のカメラの同期撮影の精度が重要となるが、展示ではカシオのハイスピードカメラEX-F1を16台使用し、やすりがけの技能を秒300フレームの精度で撮影。カメラのフラッシュを同時発光させる展示を行った。また、こうして撮影された映像を解析ツールPeg Scope Viewerで処理。

http://w3.hnikko.co.jp/



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