東芝メモリは、ドライブレコーダーや監視カメラの常時録画を想定して設計された高耐久microSDカードEXCERIAや、高速連写・4K/8K動画撮影に対応したSDメモリカードEXCERIA PROのほか、無線LAN機能搭載SDメモリカードFlashAirなどを出展した。

ブースでは3次元フラッシュメモリBiCS FLASHのウェーハーの参考展示のほか、さまざまなシーンで写真や動画撮影をより楽しむための提案をプロフォトグラファーが教える撮影テクニックのセミナー・ワークショップや、高速連写・4K/8K動画撮影・無線通信など、同社SDメモリカードの便利な機能紹介などを行った。

東芝はNAND型フラッシュメモリを1987年に発明し、1991年に世界で初めて量産して以降、メモリ素子配線幅の微細化により記憶容量を増やし、さらに2007年にはフラッシュメモリの3次元積層構造考案して世界で初めて公表し3次元フラッシュメモリBiCS FLASHを製品化している。

なお、CP+イベント来場者の投票で決定するワールドプレミアアワードにおいてフォトアクセサリー部門では東芝メモリ株式会社のEXCERIA高耐久microSDメモリカードがCP+2019ワールドプレミアアワードグランプリを受賞した。

ドライブレコーダーや監視カメラの常時録画を想定して設計した高耐久microSDカードEXCERIA。高耐久microSDHC、microSDXC UHS-1は2019年春発売予定

高耐久microSDカードEXCERIAは32GB/64BG/128GBの3種類で読み出し98MB/秒、書き込み65MB/秒となっている

デジタルカメラやビデオカメラでの高速連写や4K/8K動画撮影に対応したSDメモリカードEXCERIA PRO。高速タイプとして東芝ブランドのメモリカード製品の最上位で読み出し270MB/秒、書き出し260MB/秒を実現している

無線LAN機能搭載SDメモリカードFlashAir。撮った写真をその場でスマートフォンへシェアすることができる機能などを備えている。現在無線転送速度が進化した第4世代となっており、従来よりも約2.9倍の速さ約31.4Mbpsで転送可能となっている

無線LAN機能搭載SDHC/SDXCメモリカードFlashAirには便利に使うためのアプリが用意されており、Android端末やiOS端末で設定、写真/動画・音楽やドキュメントの一覧・ダウンロードを簡単に行うことが可能

3次元フラッシュメモリBiCS FLASHはQLC技術を用いた96層積層プロセス構造になっており 1チップあたり1.33テラビットの容量を実現。また、ひとつのパッケージに16段積層することで2.66TBの大容量を実現でき、米サンタクララで開催されるFlash Memory Summit 2018で参考展示された

3次元フラッシュメモリBiCS FLASHの300mmウェハを参考展示