txt・構成:編集部

昨年から100社増えて総出展社は380社、新展示会場の東京ビッグサイト青海展示棟で開催

リードエグジビションジャパンは2019年7月17日から19日の3日間、光通信や4K・8K映像技術、映像伝送などの最新技術が一堂に出展する「通信・放送Week2019」を東京ビッグサイト青海展示棟にて開催した。2001年開始の「光通信技術展」、2017年開始の「映像伝送EXPO」、2018年開始の「5G/IoT通信展」や「4K・8K映像技術展」で構成された総合展示会で、通信と放送の融合を打ち出しを特徴としている。4K・8K映像技術展や通信・放送Week2019全体について、展示会の特徴や最新状況、出展社ブースの見どころについて紹介しよう。

通信・放送Week 2019とは、もともと通信業界と放送業界を融合させることを目的として始まった展示会。7月、8月に行われる映像業界の展示会としては、「関西放送機器展」や「九州放送機器展」がお馴染みだが、通信・放送Week 2019は増えてきた映像のIP化や大容量データの送信するための無線や光ファイバーなどのカバーを特徴としており、動画配信事業なども網羅している。放送局やケーブルテレビの関係者のみならず、セキュリティのSI(システムインテグレーション)関係者注目の展示会となっている。

りんかい線 「東京テレポート」駅の目の前にある東京ビッグサイト青海展示棟。どの展示会会場よりも近くて便利

展示会場の様子。2020年11月までの仮説施設だが、通常の展示会場と変わることはない

今年の通信・放送Week 2019は、開催場所や出展社数など、あらゆる面でレベルアップしている。会場は、東京ビッグサイトの青海展示棟。青海展示棟の総展示面積は西ホール1~4に迫る広さをもつ23,200m2で、昨年256社だった出展社は1.5倍の380社に増えている。来場者は、昨年2万4,000名から33,571名の35%増となった。まだまだ歴史の浅い展示会だが伸びているといえるだろう。

通信・放送Weekの中でもPRONEWS的にも注目なのが、今年で第2回を迎えた4K・8K映像技術展だ。昨年の第1回は「4K・8K機材展」から名称が変更され、機材のみならず8Kの配信サービスなどもカバーする展示内容となっている。また、開催期間がNABと会期が重なる4月から7月に変更され、映像業界の出展社も増えているという。

主催社であるリードエグジビションジャパンの代表取締役社長、石積忠夫氏

通信・放送Week 2020は2020年10月、展示会の規模を拡大して開催

来年の通信・放送Week 2020は、東京オリンピックの関係で2020年10月28日~30日の3日間を予定。通信・放送Weekは350社から、500社の出展を予定。また、幕張メッセの国際展示場1-8ホール、国際展示場9~11ホールの全ホールを同時使用して、「Japan IT Week」「AI・ 人工知能EXPO」と同時開催が決定。1,600社が出展する巨大な展示会として大きく生まれ変わる予定だ。

気になる出展企業の詳細は次Vol以降でお伝えしたい。

txt・構成:編集部


[4K・8K映像技術展Report] Vol.02