ケンコー・トキナーは、SAMYANGのシネAFレンズラインナップ「V-AF」の新製品「V-AF 20mm T1.9」と「1.7x アナモルフィックMFアダプター」を初公開した。20mm T1.9の登場により、V-AFシリーズは、20mmから100mmまで、合計6本ラインアップとなる。マウントはソニーEマウントに対応する。
20mm T1.9は、「V-AF」シリーズの中でももっともワイドな広角レンズ。20mmでもT値は1.9を維持している。イメージサークルはΦ43.3mm、フロント部直径70mmなど、他のV-AFと共通のスペックを実現している。
V-AFの優れたところは、24mmから100mmまで全レンズ0.28kgに統一されており、20mm T1.9でも0.28kgを実現見込みとのこと。これにより、V-AF同士でのレンズ交換の場合は、バランスの再調整が不要で、大幅に撮影効率がアップするという。
1.7xアナモルフィックMFアダプターは、絞り開放値T1.9のアナモルフィックソリューション。電子接点を使って簡単な操作と優れた解像力を特徴としている。レンズは、V-AF 24、35、45、75、100mmに対応。ただし、V-AF 24mmはAPS-C/Super35モードのみ使用可能。つまりフルサイズの場合は、35、45、75、100mmの4本に対応ということになる。
同コーナーでは、ソニーEマウントレンズ→ニコンZマウント変換アダプターを使ったV-AFをニコンのボディで動作させるデモも展示。とりあえずは動くが、AFが少し誤動作することもあるという。これはアダプター側の問題で、アダプターのアップデートによって改善されるかもしれないとのことだ。