銀座十字屋 ディリゲント事業部は、2024年9月2日・9月3日の2日間、富山県民会館にて開催された「北陸放送機器展 2024」に出展。AngelbirdやRotolight、SHIMBOLの3ブランドを展示した。

注目は、RotolightのLED「NEO 3 PRO」だ。とにかく明るい。25,000luxの明るさを実現。この小型のパネルのサイズで22,000luxから25,000luxの明るさを実現できるパネル型ライトは記憶にないかもしれない。

なおかつIP65対応で、Vマウント付けた状態でも防水を実現する。一般的なLEDライトは、バラストを中に入れて電源埋め込みで防水を実現しているが、電源の他にVマウント付けた状態でもIP65の実現も大きな特徴だ。

DMXはもちろん搭載していて、有線のほか無線のDMX「CRMX」にも対応。LAN端子も搭載しており、一通り最近のネットワーク系のものには全て対応。最近の機能は全部入っている。

一番面白い機能は、カラーメーターの搭載だ。例えば、部屋の真上のこのライトをサンプリングすると、部屋の照明の情報を取得し、NEO 3 PROでその色を再現できるという機能だ。

ライト前面にサンプリングのセンサーを搭載

まったく異なるライトの色の状態から、部屋の蛍光灯をサンプリングして模倣した用紙

ドラマの撮影の場合、きちんと技師がいる現場はセコニックのカラーメーターで測定して現場の色合わせるが、大急ぎで時間のない現場の場合、また、ワンオペの現場で測定できない時に最適な機能だ。

Rotolightのブランドは、ムービーとスチル両方に対応するのも特徴だ。スチルの場合には最速1/8000に追従するフラッシュとして機能できる。カメラボディに無線のトリガーを付けてシャッターを切ればシャッター速度に追従したフラッシュが発光する。なおかつ色が付いたフラッシュも発光が可能。この機能はファッション系のカメラマンに重宝されているという。

ちなみに製造は英国で、中の基盤まで英国国内で製造。中のパーツ一個一個からPCBのプリント基板もすべて英国で製造しているという。

国内での販売価格はまだ決定していないが、60万円を超えるぐらいを予定しているという。