[Inter BEE 2024の歩き方]Fコース

照明に関するコースだ。特にLEDライトは、毎年驚くほどの進化を遂げる。NANLITEのFCシリーズ初フルカラーLEDライト「FS-300C」、正確な太陽光、より正確なタングステン光を求めて開発されたAputureのBLAIRライトエンジン搭載「STORM 1200x」など、見どころ満載だ。

01 APARO(#3410)
フルカラーエアーパネルライト「RADI 48 Air」

APARO RADIシリーズの中でも、シリーズ最大の照射面積を誇るのが「RADI 48 Air」だ。マットは膨張可能なソフトボックスと最新のSMD LED技術を搭載した高輝度高演色LEDライト。LEDマットのソフトハウジングは軽量のため、持ち運びが可能。LEDビーズは明るく、安定した色温度、96+の高い演色評価数(CRI)、省エネ、長寿命を備えている。ポートレート撮影、スタジオ放送、映画撮影、番組インタビューなどに使用可能だ。

02 Aputure Imaging Industries(#6111)
1200Wバイカラー LED「STORM 1200x」

「LEDライトはどのメーカーもほぼ同じ」と思われるかもしれないが、Aputureの「STORM 1200x」はちょっと違う。ブルー、ライム、アンバー、インディゴ、レッドの5つの専用LEDチップを使ったLEDライトエンジン「BLAIR LED」を搭載し、RGBWWやRGBACLとは異なる正確な色調の調光の実現が可能。技術と比較して、より明るく、より高品質の白色光の実現を特徴としている。また、IP65の防塵・防滴規格取得済で、雨の日も晴れの日にも対応が可能だ。

03 SAEDA(#6211)
LEDライト「Phottix Nuada R3a」

大きくて丸い、柔らかい光で人気のLEDライト「Phottix Nuada R3」シリーズに新モデル登場する。大きく変わったところは遠隔操作機能にBluetoothシステムを内蔵してきたことだ。モバイルアプリを通じて直感的かつ明確に遠隔操作することができる。色温度は2500K~8500Kの幅広い範囲に拡大された。パネル面の厚みは13mmで重さは1995g(電池含まず)。バッテリーとAC電源の両方のモードをサポートしているため、屋内でも屋外でも利用が可能だ。

04 NANLITE/NANLUX(VANLINKS)(#6213)
フルカラー LEDライト「FS-300C」

イチオシは、FSシリーズ初となるRGBWフルカラーライト「FS-300C」だ。最大300Wの高出力に加え、RGBWモードやG/M調整機能を特徴としている。RGBWモードで多彩な色表現を実現可能なほか、色相や彩度を調整できるHSIモードでは36,000色の豊富な色を撮影シーンに効果的に活用できる。また、先進的な冷却システムと静音設計システムを採用しており、撮影環境の要件に合わせて騒音レベルと出力のバランスを調整することもできる。

05 プロフォト(#6407)
モノLED「L1600D」

スチル市場で大人気ブランドのProfotoが動画市場に参入。Inter BEEにも初出展する。シネママーケット向け初の新製品「L1600D」はバラストを必要としない比較的小型のオールインワン照明ユニットを特徴としている。Profoto製ライトモディファイアおよび同社のワイヤレスAir規格に対応も特徴だ。

06 GODOX Photo Equipment(#6409)
フルカラーLEDライト「MG1200R」

GODOXは照明のスチル市場、動画市場、さらにその中でもローエンドからハイエンドのすべてのセグメントをカバーする希少なメーカーだ。この秋にも、中規模プロダクション向けのパネルライトや映画撮影向けのパラレルビームシステムを発表するなど、ハイエンドへのアピールも積極的だ。Inter BEEでは、シネマライティングに特化したフルカラーLEDライト「MG1200R」の展示に注目だ。Godoxのプロ用フィルム照明ブランドであるKnowledシリーズの製品で、最大出力1200Wの出力にフルRGBカラーコントロール対応。1800~10,000Kの色温度範囲に対応する。


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