パナソニック コネクトは、Inter BEE 2024の同社ブースで、KAIROSのリモートプロダクションを活用したダンスバトルステージを公開。パリ2024オリンピックで大きな注目を浴びた「ブレイキン」のリアルタイム映像制作を実演した。

幕張メッセの会場(Inter BEE会場)にKAIROSを設置して、幕張会場にはブレイキンのトップチーム「KOSE 8ROCKS」、トラストネットワークの青海スタジオには「FOUND NATION」がリモート出演して、複数会場の中継を実演した。

幕張メッセの会場(Inter BEE会場)に設置されたKAIROS
幕張メッセのパナソニック コネクトブースでは、KOSÉ 8ROCKSのメンバーがパフォーマンスを披露
パナソニック コネクト:KAIROSを使ったリモートプロダクションを活用したダンスバトルステージを公開説明写真
青海スタジオでは、FOUND NATIONのメンバーがパフォーマンスを披露。幕張会場では大型モニターでパフォーマンスを視聴できた

ダンスバトル以外にも、KAIROSの特徴や魅力を紹介するコーナーもあった。スナップショットやマクロ機能を駆使することでダイナミックな映像表現が可能になることや、カメラの遠隔操作は幕張会場だけでなく、青海スタジオのカメラをジョイスティックで遠隔操作できる。

パナソニック コネクト:KAIROSを使ったリモートプロダクションを活用したダンスバトルステージを公開説明写真
KAIROSの魅力の1つに、1つのシーンの中にレイヤーと呼ばれる映像ソースを自由な位置に並べられることを紹介。サイズも変えることが可能で、自分の好きな画面構成が作れる

さらに照明に関しても、KAIROSから発光や点滅などの操作が可能。青海スタジオのカメラや照明も幕張から自由に操作できることを紹介した。マクロ機能を使うことで映像をスイッチングしながらリズムに合わせて照明を切り替えることもワンオペレーションで実現できるという。

従来の中継方法で今回のステージ規模を実現するには20人ぐらいのスタッフを必要としていたが、KAIROSのリモートプロダクションを導入することで7名ぐらいのスタッフで対応が可能。また、これまでは中継車やさまざまな機材が必要だったが、KAIROSのリモートプロダクションを活用することでコストを抑えながら、新な映像を実現できることも特徴と紹介した。