RAIDは、NAB 2024で発表したSmallHD製のHDRリファレンスモニター「Quantum 32」を実機展示した。本国では2024年9月から発売を開始して、国内でも受注を開始している。

SmallHDというとDSLR/ミラーレスカメラ向けのオンカメラモニターメーカーというイメージが強いが、最近はプロダクション向けのモニターも増えてきている。その流れの延長で、リファレンスモニターが登場してきた感じだ。

パネルには、サムソンディスプレイの31.5インチQD-OLEDテクノロジーを採用。HDRに対応し、プロフェッショナルなカラーグレーディング作業に対応できる画質を実現可能だ。QD-OLEDは、どの角度から見ても色味が変わらない映像を実現する。

Quantum 32は広視野角を兼ね備えた点が特徴だ

さらにQuantum 32の重量は8.3kg。 ソニーのBVM-HX3110は約29kgなので圧倒的に軽量だ。本体は薄型でトップハンドルを使って持ち運びが可能。他の同クラスのリファレンスモニターと比較して、軽量化と機動性が際立っている。

本体上面にトップハンドルの搭載が可能
本体の厚みは7cm

4つの12G/6G/3G/HD-SDI入出力を搭載。パネルの解像度は3840×2160だが4本使って8Kにも対応が可能だ。