
Horizonは、プロ用および民生用撮影機材を取り扱う企業だ。CP+での出展ブースは「DZOFILM/VAXIS/Homan/Lightbanktech(ホライゾン)」と称されている。

同ブースで特に注目の製品は、カメラアクセサリーメーカーMOVMAXから発売されている小型軽量ショックアブソーバーシステム「Blade Arm」だ。Blade Armは吸盤を用いて車両に取り付けることが可能であり、車載向け特機としては比較的小規模である。MOVMAXは従来、特殊撮影向けの大型車体撮影システムを開発していたが、Blade Armはより小型のシステムへのニーズに応えるべく開発された。


これまで、車両動画撮影においてショックアブソーバーシステムは導入のハードルが高いとされてきた。「MOVMAX Blade Arm for DJI Pocket 3」は、Horizonの公式オンラインストアにおいて税込25,999円で販売されており、比較的手頃な価格設定が魅力である。
Blade Armは2024年5月の発売以来好調な売れ行きを示しており、MOVMAX社は現在、周辺パーツの開発に注力している。同ブースでは各種カメラマウントクランプが展示されており、Blade Arm用スマートフォンホルダー、ボールヘッドスマートフォンホルダー、Pocket 3用防水ケース、Blade Arm用マウント、延長チューブなどがラインナップされている。これによりBlade Armは自転車やオートバイなど、多様な機材への取り付けやカスタマイズが可能となっている。

その中で特に注目すべきアクセサリーは、Blade Arm用防振装置「MOVMAX Blade Arm Vibration Isolator」(国内では「ブレードアーム用マウント」という名称で発売)。クッション機構を備え、オートバイ等のエンジン振動を抑制することが期待される。オートバイ愛好家にとって、特に魅力的な製品であろう。

※画像をクリックして拡大

※画像をクリックして拡大
HORIZONブースのもう1つの目玉は、国内初展示となる「HOMAN」のメモリーカードだ。読み方は「ホーマン」。2024年ぐらいから韓国とインドで販売を始めて好評だったことから、国内でも販売開始したという。

SDカードは、V30、V60、V90をラインナップ。CFexpressはType AとType Bをラインナップ。さらに「CFexpress 4.0 Type B」があり、BPG400認定の「CFexpress 4.0 PRO Type B」のラインナップも特徴としている。

