![ディレクター(監督)/企画/プランナー:中野拓馬 東北新社/OND° [映像人ファイル2025]](https://jp.static.pronews.com/pronewscore/wp-content/uploads/2025/04/eizohumanfiles2025_tohoku_shinsha_TFCgroup_nakano.jpg)
中野拓馬:ディレクター
東北新社/OND°
神奈川県出身
2014年 東北新社入社
TBWA/HAKUHODO 出向を経て 2017年にディレクターデビュー
――現在メインとなる業種を教えてください
TVCM、Web。ごくたまにMVやイベントの映像なんかもやったりします。
――映像業界を目指した理由や経緯を教えてください
もともと海外のおもしろCMとかを見るのが好きで、CM・広告の世界に行きたいと思い東北新社を受けました。
学生時代は美大じゃないのに油絵を描いたり、いわゆるファインアートに没頭していたんですが、「これで飯を食うのはどうやら難しそうだ」というのもあったし、「企業のオリエンに対して、15秒という短い秒数で見る人を惹きつける」そんなモノを作れる社会人って、アーティストよりかっこいいなと思って目指しました。
――映像制作に関する知識はどうやって身に着けましたか?
ほとんど制作会社に入ってからです。演出部として入社しましたが、はじめの2年間は制作部としていろんな監督の現場に行き、中島信也監督の弟子にもつき、現場の仕切り方を直で吸収させていただきました。
撮影のスキルに関しては、好きな映画のビハインドザシーンを見たり、最近ではインスタでそういう類のものがまとまってたりするので、よく見ています。
――映像業界で働くことの面白さや魅力、逆に苦労することを教えてください
面白さ・魅力:自分の想像している以上のものになった瞬間は「最高」って思います。もちろんそれは撮影、音楽、美術、各プロフェッショナルの技術や経験値によるものがとても大きいですが、でもそのためには自分の中の想像が、非常に明快で明確なものでなければならない。そんなヒリヒリする感覚もひっくるめて面白いです。
苦労する点:どれだけコンテを詰めても意外と相手に伝わり切らない。
――ご自身の業務に欠かせない、またはよく使う機材や愛用品などを教えてください
- ストップウォッチ:現場で尺を図るために。なくても成立はしますが、持ってると安心するお守り的な要素もあります。
- iPad(Procreate):コンテを描きます。手書きの"味わい"がなかなか出せないことにストレスはありますが、修正がつきもののこの仕事においては手放せません。
- スタンレーの水筒:冬の撮影の必需品。
――制作に使用している撮影機材や編集ソフトは何ですか?
Adobe Premiere Pro
――映像制作の中で注目しているジャンルとその理由を教えて下さい
AI技術
完全AIオリジナルでめちゃくちゃいい脚本の映画とかできて、それ観て泣いちゃったりしたら、面白そうだなという期待感(職は危ぶまれるけど、それはそれで)。
過去の担当作品例:
- WOWOW TVCM「見たい、の先へ。」篇
- FUSO GROUP 企業CM
- 住友生命「手紙」篇
- DISH「猫」MV
- マクドナルド「食のビデオレター」篇


