ARRIブース動画

360°全天球動画

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小さなボディにALEXA LFと同じラージフォーマットのALEV 3 A2Xセンサーを搭載した「ALEXA Mini LF」

ALEXA Mini LFの展示は月曜日と火曜日のみ。水曜日以降は、ソウル、東京、北京などの発表会に輸送され、展示はなかった

ARRIブースの注目は、ARRIの新しい主力カメラ「ALEXA Mini LF」だ。ARRIは、20018年2月にALEXA LFを発表して、1年間で約1,400台を販売。一方、ALEXA Mini LFは3月28日に発表してから1週間だけで約600~700台を受注したという。この数からもわかる通り、業界からの注目度は相当高いカメラだ。

ALEXA Mini LFの特徴は、ALEXA LFと同じラージフォーマットのALEV 3 A2Xセンサーを搭載。それでいて、コンパクトなボディーを実現しているところだ。ALEXA LFは、センサーを大型化して最大150fpsのハイスピード収録、ワイヤレスビデオトランスミッター内蔵など、映像制作現場に必要とされる機能を盛り込んでいる。一方、ALEXA Mini LFは、従来のALEXA Miniと同じ寸法の小型ボディにラージフォーマットのセンサーを搭載しており、どれだけの機能を搭載できるかというところに着目している。

主な特徴として、従来のMINIではカメラ内部にメディアスロットがあったが、取り払って冷却の機能を増やしている。電源の出力などのコネクタを増やすなど、ユーザーのフィードバックをできるだけ実現している。記録メディアに関しては、コーデックスコンパクトドライブ1TBと呼ばれる新しいメディアを採用している。従来のSXRキャプチャードライブの半分以下のサイズを実現しており、ARRIは今後登場のカメラにも採用していくと発表している。

マルチビューファインダー「MVF-2」も特徴となっている。もともとOLEDのモニターは入っていたが、さらに輝度が上がったものを新しく採用。ALEXA LFのevf 2と同じ輝度のものを採用している。モニターは、約3インチから4インチに拡大し、モニターを見ながらフォーカシングやメニュー操作がしやすくなっている。

新型ベースプレートとスタジオブリッジプレートSBP-1登場

あらゆる位置の上から取り付けることができるスタジオブリッジプレートSBP-1

NABでベースプレートとスタジオブリッジプレートの新製品を発表した。ベースプレートは、アルミ合金製。従来と異なり穴が空いており、大幅な軽量化を実現している。複雑な穴の形状を実現することにより、従来よりも剛性が増えている。ストッパーネジは、紛失しないように収納可能。

ブリッジプレートのBP-8はリニューアルして、スタジオブリッジプレート「SBP-1」となった。15mmと19mmの異なるロッドサイズのモデルが用意されている。従来は背面または前面からスライドさせる必要があったが、あらゆる位置の上から乗せも装着できるようになった。BP-1の底部にある取り付けネジが新しくなって、4インチ、5インチ、5/32インチ、フラットのマイナスドライバーなど、どの工具にも対応。現場で便利な設計になっている。

強力なモバイル照明アプリをデモ

照明を直感的にコントロールできるiOSおよびAndroid用のモバイルアプリStellar

2018年秋にリリースしたインテリジェント照明制御アプリ「Stellar」のデモが行われていた。照明のDMXの操作卓の代わりになるアプリだ。DMXの複雑な設定をしなくても、非常に直感的な操作が可能で、SKY PANELとLシリーズのコントロールが可能だ。

CCT、HSI、RGBW、XY座標、ゲル、ソース、効果など7つのカラーモードを搭載し、選びたい色を選択するだけで設定が可能。エフェクトもワンタッチで操作することができる。