株式会社浅沼商会のブースでは、iFootage社製のカメラスライダー「Shark Slider Nano2」とDJI社のジンバルを連携させた革新的な撮影ソリューションが、来場者の大きな注目を集めていた。

「Shark Slider Nano2」は、スライドとパンの2軸を電動で制御するコンパクトなカメラスライダーだ。今回発表された日本仕様モデルでは、DJI社のジンバル「RS2」から最新の「RS4 Pro」まで、幅広いモデルとの統合を実現している。

Shark Slider Nano 2は、RS2、RS2 Pro、RS3 Pro、RS4、RS4 Proジンバルとシームレスに連携し、遅延ゼロの5軸モーションコントロールを実現する

このシステムは、スライダーが持つスライド(水平移動)とパン(左右の首振り)の動きに加え、ジンバルが持つティルト(上下の首振り)やロール(回転)といった動きを組み合わせることで、遅延のないシームレスな5軸モーションコントロールを可能にする。すべての操作は、iFootageの専用スマートフォンアプリ「iFootage Moco」から一元的に制御できる。

従来、3軸以上の複雑なカメラワークには大型のモーターを追加する必要があったが、本システムではDJIジンバルの機能を活用することで、大幅な軽量化とコンパクト化を実現した。操作はスライダー本体のIPSタッチスクリーンだけでなく、専用アプリからもアングルや撮影位置を直感的に設定可能だ。

スライダー本体のIPSタッチスクリーンでの操作に加え、専用アプリ「iFootage Moco」からもアングルや撮影位置を簡単に設定できる

電源供給と制御信号は、iFootage側からケーブル1本でジンバルに送られる。DJIジンバルの外部コントロール機能を利用したこのスマートな連携により、驚くほどシンプルな機材構成で、これまでになく自由で多彩なカメラワークが実現する。

また、ブースではこのシステムを安定して長時間駆動させるためのソリューションも展示された。140Wの高出力に対応した大容量モバイルバッテリー「PD140H バッテリーグリップ」は、総容量27,000mAhを誇る。グリップとしても使用可能なデザインで、LEDライトなどUSB PD給電に対応した様々な撮影機材への電源供給にも活用できる。

USB-C 140W高出力をもつ、大容量バッテリーグリップ「PD140H」
取り外し可能なネジで、ランプスタンドを簡単に取り付け・取り外しできる

さらに、最長7.65mまで伸長するロングポール「Fotopro iSky Ultra」も紹介された。ドローンを飛行させられない場所や、大掛かりなやぐらを組むことなく俯瞰撮影を行いたいといったニーズに応える製品として、関心を集めていた。6段伸縮で最大まで伸ばした際の耐荷重は500gとなっており、360°カメラなどでの活用にも最適だ。

高さは約8mのロングポール 「Fotopro iSky Ultra」
6段伸縮で、6段時の耐荷重は500g。360°カメラなどに最適ではないだろうか

iFootageとDJIという、各分野をリードするブランドの技術が融合したこのシステムは、映像制作の現場に新たな創造性と効率性をもたらす画期的なソリューションと言えるだろう。