北陸放送機器展のサンワサプライブースでは、利用者の視点に立ったユニークな製品が展示された。中でも注目を集めていたのが、クラウドファンディングサイト「Makuake」で話題となった電源タップ「スリムタップ」(AC6口 Type-C 縦横差し込み)である。
この電源タップは、コンセントの差し込み口が縦横、さらにその間にも設けられている点が最大の特徴である。これにより、大きなACアダプターを複数接続しても互いに干渉しにくく、すべての差し込み口を有効に活用できる設計となっている。

近年のACアダプタは大型化し、電源タップの隣の差し込み口を塞いでしまうことがある。多くの人が感じる配線上の「ごちゃごちゃ」や「モヤモヤ」を解消すべく開発されたのが、この「スリムタップ」である。
この電源タップは、コンセントの差し込み口が縦、横、さらにその中間の角度にも設けられている点が最大の特徴である。これにより、大きなACアダプターを複数接続しても互いに干渉しにくく、すべての差し込み口を有効に活用できる設計となっている。
本体にはUSB Type-Aポート(最大18W)に加え、USB Type-Cポート単体でPD33Wに対応したポートも備えており、別途アダプターを用意することなく直接ケーブルを接続しての充電が可能である。USBポートはType-AとType-Cが各1ポートの計2ポート装備されており、Type-Cポートは最大33WのPD充電に対応し、急速充電を可能にする。製品は電気用品安全法(PSE)の認証を取得しており、安全性も確保されている。カラーバリエーションは白と黒の2色が用意されている。
さらに、デザイン性を重視したUSB PD対応ハンドル一体型モバイルバッテリー「BTL-RDC36」も紹介された。フリーアドレスのオフィスなど、電源のない場所でノートパソコンを長時間使用する状況を想定して開発された製品で、クレードルに設置すれば充電できる。バッテリーに見えない外観は、インテリアにも馴染むよう配慮されている。USB Type-Cポートからの給電に対応しており、近年増えているType-Cで充電可能なカメラなど、放送機材の補助電源としての活用も期待される。

より小型のUSB PD対応モバイルバッテリー「BTL-RDC31」は、ペットボトルのような筒状の形状が特徴的である。これは、学校の机が狭いことを考慮し、横のフックに掛けて利用できるようにデザインされたもので、ギガスクール構想も開発の背景にある。PD 100Wの高出力に対応し、ノートパソコンへの給電も可能である。容量は25,000mAhで、スマートフォンであれば約5回分のフル充電が可能とされている。
同社は昨年の国際放送機器展(Inter BEE)を視察した際、放送業界の現場で自社製品が数多く利用されていることを確認し、これがきっかけで今年のInterBEEへの初出展を決定した。専門的な放送機器が並ぶ中で、同社の製品群は実用性と分かりやすさで異彩を放つ存在となるかもしれない。プロフェッショナルな現場からオフィス、教育現場にいたるまで、幅広いニーズに応える製品開発力が同社の強みであることがうかがえた。