平和精機工業(Libec)のブースでは、ビデオヘッドの新製品「NH20」および「NH40」が紹介されている。これらは既存モデル「NH10」と「NH30」のリビジョンアップ版となる。
今回のアップグレードにおける主なポイントは、ロック機構の強化だ。素材や部品の中身、外側の材質などを多数変更し、ロックの固定力を向上させた。これにより、使用中に緩みづらくなったほか、パンやティルトのロック形状も見直し、より操作しやすい仕様となっている。
また、ダイヤル操作には「カチカチ」としたクリック感を追加したほか、視認性を高めるための番号表記やカラーリングの変更など、操作性の改善も図られた。内部構造も見直されており、経年劣化しにくく、ハードな現場使用においてもメンテナンス頻度を低減できる設計になっているという。なお、耐荷重性能については従来モデルから変更はない。
これらの新ヘッドは単体販売のほか、同時に発表されたカーボン製クイックロック三脚「QL40C」と組み合わせたシステムとしても展開される予定だ。
