ローランドのブースでは、3つの展示テーマのうちの2つ目として「イベント演出」に焦点を当てたコーナーを展開している。ここで紹介されているのが、テロップやグラフィックを送出するためのアプリケーション「GRAPHICS PRESENTER」の最新版、「Ver.2.0」だ。
今回のバージョンアップにおける最大のトピックは、コントロールデバイス「Elgato Stream Deck(エルガト・ストリームデック)」への対応だ。これにより、物理ボタンを用いた直感的な操作が可能となり、オペレーションミスを減らしながらスムーズな演出を行えるようになった。
展示では、企業の業績表彰イベントを想定したデモンストレーションが行われていた。Illustratorなどで作成したアルファチャンネル(透過情報)付きのPNGファイルを取り込み、PowerPointなどで合成する場合と比較して、より高品質でクリアな合成が可能であることをアピールしている。また、動きのある豊富なテロップテンプレートも搭載しており、テキストをリアルタイムに編集して即座に送出できる点も強みだ。
Ver.2.0のもう一つの目玉として、動画再生機能の強化が挙げられる。画面上には音楽サンプラーのような9つのパッドが表示され、これらをStream Deckのボタンと連動させて動画の「ポン出し」が可能となった。
Stream Deckに対応したことで、より直感的な操作が可能になった。担当者は「イベント演出やライブ配信などでぜひ活用してほしい」と呼びかけている。
