NANLITE・NANLUX日本総代理店のVANLINKSブースでは、NANLUXブランドから新製品「Evoke 150C」と「Evoke 600C」が紹介されている。プロの映画やドラマ、CM制作などでの使用を想定したハイエンドモデルだ。
最大の特徴は、新開発の「Nebula C8 ライトエンジン」を搭載している点だ。一般的なRGBライトの発光素子が4〜5種類であるのに対し、同シリーズではRGBに加え、ライム、アンバー、シアン、ディープレッド、インディゴを含む計8種類の素子を採用している。
これにより、従来のLEDライトでは難しかった濃い青や濃い赤の表現が可能になったほか、CCTモードではスキントーンの再現性が向上している。色温度は1,000K〜20,000Kと広範囲で調整でき、グリーン・マゼンタ補正も±200まで対応するなど、極めて高い調整能力を持つ。
また、バラストを本体に内蔵した電源一体型設計となっているのも大きなポイントだ。従来のハイパワーライトで必要だった外部バラストが不要なため、機材のセットアップが簡略化され、可搬性も向上している。
さらに、IP66規格の防塵防滴性能を備えており、屋外ロケや雨天のシーンでも問題なく使用できる。ブースでは水槽を用いたデモが行われ、水濡れを気にせず運用できるタフネスさがアピールされていた。
