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Inter BEE 2025のシグマブースは、2つの注目製品が紹介された。一つはシネマレンズでありながらオートフォーカスを実現した画期的なズームレンズ、もう一つは圧倒的な明るさを誇るプライムレンズシリーズだ。

業界初!AF対応シネレンズ「28-45mm T2」

まず紹介されたのが、12月4日の発売を予定している新製品「28-45mm T2」だ。本製品は、シネレンズのスタイルを持ちながらオートフォーカス(AF)に対応した、業界初の画期的なレンズとなる。マウントはソニーEマウントとライカLマウントで展開される。

シネレンズとしての本格的な仕様も妥協していない。0.8mmピッチのギア、マニュアル操作可能なフォーカスリング、95mmのフロント径など、プロの現場で求められる要件を完備。その上で、スイッチ一つでAFモードに切り替えることができるため、マニュアルとオートを使い分けるハイブリッドな運用が可能だ。

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世界初T1.3通し!Vista Vision対応「Aizu Prime」

もう1点紹介されたのが、「Aizu Prime」シリーズだ。こちらはVista Vision(ビスタビジョン)のイメージサークルをカバーしながら、世界で初めて開放T値「T1.3」を通しで実現したプライムレンズシリーズとなる。

ラインナップは、現時点で25mmから75mmまでの8本が案内されているが、最終的には18mmから125mmまでの全12本へと拡充される予定だ。マウントはPLマウントとソニーEマウントを用意している。

シグマブースでは展示のみとなるが、Inter BEE Cinemaエリアでは実際にカメラに装着して試用することも可能だ。今後はレンタルハウスへの導入も予定されており、多くの現場での活用が期待される。