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Blackmagic Designは、DaVinci Resolve 21のColorページの新機能を紹介した。今回のアップデートでは、AIを活用した高度な補正ツールに加え、プロの現場における作業効率を向上させる管理機能が多数追加されている。

人物の年齢を自在に操作「Face Age Transformer」

Colorページでまず披露されたのが、人物の年齢を操作できる「Face Age Transformer(フェイス・エイジ・トランスフォーマー)」である。Shift+SpaceでResolve FXを呼び出し、簡単に適用できる。

顔を自動で検出し、スライダーをプラス方向に動かせば加齢表現、マイナス方向に動かせば若返り表現が可能となる。

デモでは、35歳の男性を50歳分加齢させて85歳の顔に変化させたり、逆に17歳分若返らせて18歳程度の外見に戻す様子が実演された。

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これらのAIツールは処理負荷が高いため、ユーザーキャッシュやスマートキャッシュ、あるいはノードキャッシュを有効にし、インジケーターが青表示になった状態での再生が推奨される。スマートキャッシュでは自動管理が行われるが、ユーザーキャッシュを使用する場合は個別にノードキャッシュの設定が必要となる。

肌補正「AI Blemish Removal」

肌補正機能として「AI Blemish Removal(AIブレミッシュ・リムーバル)」が追加された。スライダー操作のみでニキビやシミなどを自動的に除去できるシンプルな設計が特徴である。

必要に応じてパワーウィンドウやマスクを併用し、適用範囲を限定することも可能である。

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後処理フォーカスを可能にする「Cinefocus」

AIツール「Cinefocus(シネフォーカス)」は、撮影後にフォーカス位置を調整できる機能である。AIによる深度マップを活用し、パンフォーカス映像から任意の位置にピントを設定できる。

操作はシンプルで、Open FXのカーソルでフォーカスを合わせたい位置をクリックするだけでよい。

デモでは車のフロントにピントを合わせ、被写界深度を調整することで背景の街並みを自然にぼかす様子が紹介された。

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絞り(アパチャー)設定

アパチャータブでは、レンズ特有のボケ表現を再現可能である。ボケ量の調整に加え、絞り羽根枚数による形状変化、色収差や球面収差によるカラーフリンジ、アナモフィック特有の楕円ボケなどもシミュレーションできる。

カメラのF値を変更したかのような表現が可能であり、キーフレームを用いたフォーカス送りも行える。なお、この処理も高負荷であるためレンダーが必要となる。

顔補正「Face Refinement / Face Shaper」

顔補正機能「Face Refinement / Face Shaper」も進化した。複数人物が存在する場合でも個別に顔を選択し、トラッキングが可能である。

デモでは、スマイルパラメータによる表情調整や、目の大きさ変更、顔の横幅補正によるレンズ歪み補正など、高度なビューティーワークが披露された。

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モーションブラー除去機能

撮影時のブレを補正する「AI Motion Deblur(AIモーション・デブラー)」も搭載された。これはメディアプール上でクリップを右クリックし、AIツールから実行する。

強度調整や、イン点・アウト点による範囲指定も可能である。

デモでは、カメラブレによってぼやけていた文字や装飾がシャープに復元される様子が示された。

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AI Ultra Sharpen

「AI Ultra Sharpen」は高周波ディテールを検出し強調する機能である。わずかにピントが甘い映像のロゴや瞳などの細部を鮮明に引き出すことができる。

Magic Mask 2の新機能

「Magic Mask」には、トラッキング結果を固定する「Render Magic Mask in Place」機能が追加された。これにより、タイムライン変更時でもマスクデータを保持できる。

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ワークフロー管理「Multimaster Trim Manager」

プロ向けの新機能として「Multimaster Trim Manager(マルチマスター・トリム・マネージャー)」が追加された。

HDRで作成したヒーローグレードをベースに、SDRなど複数フォーマットの調整を並行管理できる点が特徴である。従来はタイムライン複製が必要であったが、本機能では単一タイムライン上でトリムパスを重ねる形で管理できる。

トリムパスは複数作成可能であり、それぞれに対してモニター設定や出力設定を個別に制御できる。ノードグラフのどの段階にトリムを適用するかも細かく設定可能である。

有効化するとノードグラフ上部に現在のトリム名が表示され、切り替えも容易である。

デリバーページでの書き出し効率化

デリバーページには「Trim Pass」選択項目が追加され、ヒーローグレードと各トリムパスを切り替えて書き出し可能となった。

これにより、複数の納品バージョンを単一タイムライン内で完結できる。

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