今年のRAIDは、日本ビデオシステムブースの隣(小間番号4001)とニコンブースの隣(小間番号4504)の2箇所で出展。小間番号4001のRAIDブースは、REDの「V-Raptor X」「V-Raptor XL」「Komodo-X」「Komodo」、「Red Cinema Broadcast Module System」に加え、RAIDとProtech共同開発の光伝送モジュール「SIRIUS」と「Polaris」を展示。その中にいくつかのInter BEE初公開製品があった。
まず、SIRIUSに対応するビューファー新製品を公開した。ケーブル1本でSIRIUSとビューファインダーの接続が可能なのを特徴としている。
さらにSIRIUSは、Freefly「Ember S5K」との組み合わせを初公開した。PRONEWSでは、「CREATORS EDGE 2024」RAIDブースの光伝送装置システムにフォーカスした「RAID、SIRIUS「VENICE」「FX6」対応初お披露目」をレポートしたが、さらにFreeflyの「Ember S5K」対応を発表。スローモーションカメラをSIRIUSとジョイントして活用可能になる。SIRIUSは「マルチプルカメラ対応」を狙っており、対応カメラはどんどん増やしていくという。
POLARISにも新モデルが登場する。三脚に搭載された展示機は「POLARIS」だったが、別テーブルにはひっそりと「POLARIS 2」を展示。POLARISを今まで使ってきて「ちょっとここ変えた方がいいよ」という部分を改善してバージョンアップを実現したものだ。POLARISは、POLARIS 2の後継機種でこちらもInter BEE初公開だ。
現行POLARISは右側面にBNCを搭載しているが、それだと使いづらい。そこでPOLARIS 2では、BNCの位置を上面側に変えている。今までのソニー、RED、ARRIのカメラ通じてコネクターの位置を考えていくと、やはり上の位置の方が使いやすいとのことだった。
薄さも改善している。薄い方がやはり使いやすい。CREATORS EDGE 2024で発表したVENICE 2とSIRIUSの組み合わせは後方に長くて、据え置きは対応できるが、担ぎだと使いづらい。そこで、POLARIS 2では薄くしてマルチプレイ対応を実現する。これらのテクニカルアドバイスは、TBSアクトに協力を頂いているという。