CP+における注目のシネマレンズメーカーを紹介する。近年のCP+では、勢いのある中国レンズメーカーの出展が目覚ましい。これらのメーカーは、革新的な新製品を次々と発表しており、業界に新たな風を吹き込んでいる。各メーカーのブースでは、驚くべきレンズ新製品が展示され、中にはCP+で初めて公開される製品も数多い。これらのレンズは、新しい表現を追求するクリエイターにとって見逃せない存在である。

01 サイトロンジャパン/LAOWA [#84]

スチル/シネマ用新製品、実機展示

光学製品を幅広く取り扱う同社だが、なかでも「LAOWA」からはスチル用、シネマ用の新製品とユニークで豊富なレンズ群を大量に実機展示する。タッチ&トライコーナーも充実。

人気のマクロプローブや豊富なラインナップを誇るアナモフィックレンズ、コンパクトなシネズームレンズ、新製品のティルト・シフトレンズや超薄型の超広角パンケーキスタイルレンズなど、創作意欲を掻き立てられる製品を展示する。意欲的な参考出品も出展予定。

■出展製品
・フルフレームマクロプライムレンズ群「LAOWA Sword FF Macro Cine」シリーズ
・フルフレームアナモフィックレンズ「LAOWA Nanomorph LF」シリーズ
・フルフレームコンパクトシネズーム「LAOWA Ranger FF」シリーズ
・フルフレームミラーレスカメラ用ティルト・シフト等倍マクロレンズ「LAOWA 55mm&100mm F2.8 Tilt-Shift 1x Macro」
・パンケーキスタイルのフルフレームミラーレスカメラ用超広角レンズ「LAOWA 15mm F5 Cookie FF」

02 SIRUI JAPAN [#13]

アナモルフィック&フルフレームAFレンズ

詳細な出展内容は未定であるが、おそらく「SIRUI 40mm S35 T1.8 1.33xオートフォーカスアナモフィックレンズ」が展示されるだろう。フルフレームオートフォーカスレンズの「SIRUI Aurora 85mm F1.4」も注目に値する。非球面レンズ、EDガラス、HRIガラスを採用し、画質を向上させながらも、重量はわずか540gに軽量化されている。

03 RAID [#19]

今年は倍のスペースでRED KOMODO 6KやThypoch新レンズなど注目のシネマ機材を展示

今年は昨年の倍のスペースを確保。プロ機材ドットコムと共同出展する。RAIDコーナーでは、RED Digital Cinema「KOMODO 6K」、シネマレンズのThypoch新レンズ、EXASCENDメモリカードを展示。プロ機材ドットコムコーナーでは、背景幕、バルーンLEDライト、省スペース配信システムを展示する。

■出展製品
・KOMODO、KOMODO-X、V-Raptor、V-Raptor[x]
・RED+Siriusシステム
・Simera 21mm、28mm、35mm、50mm、75mm
・Exascend CFexpressカード各種
・Colorado Tripod Aspen Ballhead

■特設サイトリンク
CP+2025RAIDブース特設サイト

04 LK SAMYANG [#89]

高速AFと軽量設計が織りなす、新たな映像表現

ケンコー・トキナーが輸入販売するSAMYANGだが、ケンコー・トキナーから独立して出展する。フィルムコンパクトカメラの写りを再現した「Remaster Slim」やシネマカメラ「V-AFシリーズ」を展示。V-AFは高速で静かなオートフォーカス、軽量設計を特徴としている。

■出展製品
・Remaster Slim
・V-AFシリーズ

05 焦点工房|K&F Concept/TTArtisan/VILTROX [#49]

あらゆる撮影ニーズに応えるレンズソリューション

焦点工房(関連会社の2ndfocus、映像嵐も含む)取り扱いの中国製カメラレンズ、マウントアダプター、アクセサリーを中心に展示する。近年躍進を見せるAFレンズからは、大口径の単焦点レンズを中心にラインナップする。MFレンズについては、幅広い焦点域、趣味性の高いライカMマウントの高級レンズやユニークなボケのレンズなども展開する。

マウントアダプターは、レンズ側、マウント側とも多様なニーズに応えることができるラインナップを揃える。近年話題の、他社製のAFレンズをAFで使用できる電子マウントアダプターも展開する。また、多数の写真家、インフルエンサーを招いての講演を開催予定。

■出展製品
・LIGHT LENS LAB(ライトレンズラボ)M 35mm f/2
・TTArtisan 75mm f/1.5 M42マウント ぐるぐるボケ
・中一光学 SPEEDMASTER 80mm F1.6
・SHOTEN XTZ
・SG-image 18mm F6.3 ウルトラシンレンズ

06 タムロン [#87]

タッチ&トライで最新レンズを体験

会場イベントでは、2024年に発売した最新レンズを手に取って試せる「タッチ&トライカウンター」、人気の写真家やクリエイターによる「タムロンイベントステージ」など、さまざまなコンテンツを予定している。「タッチ&トライカウンター」中央には、この場でしか体験できない撮影の時間を楽しめるような、特別な被写体ステージを用意する。

オンラインイベントでは、タムロンCP+特設サイトを公開し、2024年発売機種の製品紹介動画、写真家インプレッション動画、記事コンテンツを公開する。また、会場イベントに関する情報についても公開する。

■出展製品
・50-300mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD(Model A069)
・28-300mm F/4-7.1 Di III VC VXD(Model A074)
・90mm F/2.8 Di III MACRO VXD(Model F072)

■関連情報

2月12日公開:タムロン、CP+2025で「ゴジラ」とのコラボレーションブースを展開