
Blackmagic Designのカメラブースにおいて注目を集めたのは、「Blackmagic PYXIS 12K」だ。2024年に発売されたPYXISは6Kの解像度に対応していたが、今回新たに12KのPYXISが登場した。
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ブラックマジックデザイン「Blackmagic PYXIS 12K」
特筆すべき点として、ダイナミックレンジの向上が挙げられ、PYXIS 6Kは、13ストップのダイナミックレンジだったが、PYXIS 12Kは16ストップのダイナミックレンジに対応する。さらにPYXIS 6Kはフルサイズ6048×4032の3:2オープンゲートフレームの使用を特徴としていたが、PYXIS 12Kは最大12Kの解像度、12288×8040の3:2オープンゲート撮影に対応する。
加えて、8Kや4Kの解像度を選択した場合も、センサーをフルに活用した撮影が可能なマルチスケールセンサーを搭載している。これは、フル解像度で撮影した映像をBlackmagic Design独自の技術を用いて4Kや8Kへダウンコンバートする機能を備えたモデルであることを意味する。12Kでの使用を主目的としつつ、同一画角を維持したまま8Kや4Kの解像度で収録できる点が、新たな更新内容となる。
レンズマウントについては、PL、L、EFの3種類が用意されており、PYXIS 6Kから変更はない。マウントは交換不可能な仕様であるため、購入時には自身の所有するレンズに適合したモデルを選択する必要がある。
