![カメラマン/シネマトグラファー:明田川 大介 株式会社電通クリエイティブピクチャーズ [映像人ファイル2025]](https://jp.static.pronews.com/pronewscore/wp-content/uploads/2025/03/eizohumanfiles2025_DENTSU_asukawa.jpg)
明田川大介:カメラマン/シネマトグラファー
株式会社電通クリエイティブピクチャーズ
埼玉県出身。早稲田大学 第二文学部 卒業。
1997年頃 旧ピクト(撮影部)に撮影助手として入社。
2003年頃 シネマトグラファー作業開始。
――現在メインとなる業種を教えてください
テレビコマーシャルとウェブCMです。
――映像業界を目指した理由や経緯を教えてください
大学の入学式で隣に座った同級生に、映画研究会の説明会に一緒に行こうと誘われ、そのまま自主制作にハマってしまったためです。
――映像制作に関する知識はどうやって身に着けましたか?
基本の基本は、自主制作を通して映研の先輩や仲間から教わり、プロの撮影部としての知識は現場を通して会社の先輩やフリーの撮影部さん達から、教わりました。
現在は、後輩の撮影助手さん達から、新しい機材の使い方を教わっています。
――映像業界で働くことの面白さや魅力、逆に苦労することを教えてください
面白さ・魅力:チームワークで作業するところが一番の魅力です。世の中のいろいろな創作物に関して、スタッフの皆さんと、作業を通じて、あるいはプライベートでお話しできることも楽しいです。
撮影部としては、現実世界がレンズを通して映像に変換されると、ちょっとだけ違うものに変化するところが面白く、ずっと研究していたいなと思います。
苦労する点:本来、作業自体が大好きでやっていますので、たまに仕事ということで、割り切らないといけない場面があると残念ですし、辛いなと感じます。
――ご自身の業務に欠かせない、またはよく使う機材や愛用品などを教えてください
様々な映像スタイルが求められる業界にいるので、機材も作品内容に合わせて決めていきます。なので、特に決まったものはないです。むしろ、あらゆる機材を使える可能性に面白さを感じています。撮影部として一番好きな道具は「かぶり」です。ただの黒い布が撮影現場だといろいろなことに使える(しかもプロっぽく)ところが好きな理由です。
――映像制作の中で注目しているジャンルとその理由を教えて下さい
AI技術:うまく使って時間と人手を減らせるよう、知識と経験を増やしたいです。
インカメラVFX/バーチャルプロダクション:向いていると言われる使い方以外の新たな使い方の発見に向け、勉強中です。
イマーシブコンテンツ:特殊機材の知識だけでなく、人の知覚について興味あります。
VR/AR:リアル撮影のVRコンテンツに関して、今後出てくるかもしれない映像手法に興味あります。
4K/8K/16Kコンテンツ:アーカイブ用映像や、展示用映像には興味あります。
縦型動画:縦型用カメラの開発などに期待しています。
SNS:SNSもそうですが、ランディングページ用動画など、フォーマットにとらわれない映像に興味あります。
過去の担当作品例:
- 霧島酒造(松坂桃李さん)
- アサヒビールDRYZERO(石川遼さん)
- 映画「偉大なるしゅららぼん」

