![ディレクター(監督)/企画/プランナー/CGクリエイター:菊田 愛 株式会社TREE Digital Studio(LUDENS事業部)[映像人ファイル2025]](https://jp.static.pronews.com/pronewscore/wp-content/uploads/2025/03/eizohumanfiles2025_TREE_kikuta.jpg)
菊田愛:CGデザイナー
株式会社TREE Digital Studio(LUDENS事業部)
2010年に多摩美術大学の油画科卒業後、日本電子専門学校でCGを2年勉強。
5年に渡って1社とフリーランスを経験し、2017年株式会社デジタル・ガーデン(現TREE Digital Studio)に入社。
――現在メインとなる業種を教えてください
CM。
――映像業界を目指した理由や経緯を教えてください
元々絵画をやっていましたが、表現したいことを絵で説明すると宗教絵画のようになってしまいました。時間軸がないと自分の描きたいものが描けなかったので映像制作がやりたいことに合致していました。
また、映像ジャンルでは特に実写よりアニメーション作品が好きだったので、映像化の可能性が幅広いCG映像制作の方向を選びました。
――映像制作に関する知識はどうやって身に着けましたか?
大学、専門、独学。
――映像業界で働くことの面白さや魅力、逆に苦労することを教えてください
面白さ・魅力:最終的に拘束時間は長くなりがちだが、ひとつの作品が出来上がるまでに必要な手法が多様で試行錯誤が飽きない。世相を反映していたり、次々生まれる作品自体も常に興味深い。
苦労する点:CGは技術の進歩が目覚ましいので自分のやりたいことと守備範囲が見定めできてないと苦労するかもしれないです。
――ご自身の業務に欠かせない、またはよく使う機材や愛用品などを教えてください
無印の無地紙のノート。デジタル記録も試しましたが、自分に一番合ってるのはノートにペンで書くことでした。デジタル補正されない手書きの線が好きだし、文字を走り書きする気持ち良さがいい。
――制作に使用している撮影機材や編集ソフトは何ですか?
- Adobe Photoshop、Illustrator、Premiere Pro、After Effects
- Autodesk Maya
- ZBrush
――映像制作の中で注目しているジャンルとその理由を教えて下さい
AI技術/イマーシブコンテンツ/SNS/ライブ配信/ストップモーションアニメ/アニメーション
- SNS
テレビを見る頻度が減った世代が、SNSで見る広告で情報を得ているため。気軽にリンクに飛んでより詳しく知れるのも広告として良いので。 - ライブ配信、イマーシブコンテンツ、AI技術
リアルタイムレンダーとAIの精度があがっていくことで、プリレンダー作品ではできなかった突発的な映像制作がもっと広がったら映画など既存の長尺コンテンツのありかたも変わりそうなので。 - アニメーション
単純に好きなのと、絵が洗練されてくことが必ずしも到達点ではないと思い知らされる作品が多く面白いため。

