![プロデューサー/制作:小瀧皐月 東北新社 [映像人ファイル2025]](https://jp.static.pronews.com/pronewscore/wp-content/uploads/2025/04/eizohumanfiles2025_tohoku_shinsha_TFCgroup_kotaki.jpg)
小瀧皐月:PM
東北新社
1996年生まれ、千葉県千葉市出身。神田外語大学英米語学科卒業後、2019年に東北新社入社。
――現在メインとなる業種を教えてください
主にTVCMを制作しています。
――映像業界を目指した理由や経緯を教えてください
学生時代は演劇やミュージカルに触れて、エンターテインメントに"出演する人"に憧れて活動していましたが、自らの経験を通して、エンターテインメントを"作る人"になりたいと思うようになりました。
東北新社の一次面接を映画志望で受けたところ、面接官から「CMの方がバジェットが大きいよ」と言われ、学生時代に独学で簿記の資格を取るくらいお金の計算は好きだったので、心惹かれて、その場でCM志望に変えました。
機会があれば、CM以外にもMVや映画など、あらゆる映像作品にチャレンジしたいです!
――映像制作に関する知識はどうやって身に着けましたか?
学生時代は知識0でした!東北新社に入社してから、たくさんの先輩たちに教わっています!
数年前に監督から「今回はなぜこのカメラなの?」と質問された時に、100%の回答ができなかったことが悔しくて、それ以降は機材リストを見ながら、ボディの特徴、レンズの使用カット、アクセサリーの用途まで撮影部に質問します。照明機材もカタログを見て、どんなものかを確認します。
日々のインプットも意識しています。映画やドラマを見た時に「このカメラワークいいな」「このロケ地にこんな使い方あるんだ」など、エンターテインメントの見方が変わるので、日常のインプットと仕事へのアウトプットがすぐ近くに存在していることは、映像制作の醍醐味だと思います。
――映像業界で働くことの面白さや魅力、逆に苦労することを教えてください
面白さ・魅力:ルーティンワークがないので、飽きないです。家族や友人に、自分が関わった映像作品を見てもらえる嬉しさもあります。
また、自分の好きなタレントさんを提案してみたり、好きな映画をスタッフとの話題の種にしたり、自分の好きなことが仕事に活きる機会が多いと思います。
苦労する点:物理的な苦労は言わずもがなだと思うので、心理的な面で言うと、「自分の知識では玄人スタッフに太刀打ちできなくて悔しい」と感じることが多々あります。
その度に新しい知識を得て成長できるのも事実ですが、悔しさや劣等感とは切り離せない職業だと思います。
――ご自身の業務に欠かせない、またはよく使う機材や愛用品などを教えてください
最近の企画では生成AIを頼ることも増えています。Adobe Photoshopの生成拡張機能が精度高いのでお気に入りです。
過去の担当作品例:
- 大和ハウス工業 ダイワマン SEASON 2 Episode 3、5、6
- サントリー JIMBEAM「青空制作」篇、「自由な応援」篇
- ニコン 「できるって、無限。」篇
など

