![CGディレクター:稲村 忠憲 オムニバス・ジャパン [映像人ファイル2025]](https://jp.static.pronews.com/pronewscore/wp-content/uploads/2025/04/eizohumanfiles2025_tohoku_shinsha_TFCgroup_inamura.jpg)
稲村忠憲:CGディレクター
オムニバス・ジャパン
CGアニメーター・デジタルアーティスト歴16年
2006年 株式会社GONZO 3DCG部 入社
2009年 株式会社グラフィニカ 入社
2012年 株式会社オムニバス・ジャパン 入社
レギュラー出演番組「CG奇譚〜転生したクリエイターの物語」
――現在メインとなる業種を教えてください
映画、配信、CM、アニメ、PV。
――映像業界を目指した理由や経緯を教えてください
「楽して稼ぎたい」学生の頃は漠然とそのように思っていました。大人になり「私程度の者に楽な仕事というのはない」という事実に気づきました。
子供の頃から映画、アニメ、CMなど映像作品が好きで、自主制作作品を作っていたため「どうせなら苦しくても楽しく思える仕事をしたい。いや、そういう仕事しか私はできない」と覚悟を決めて映像業界を目指しました。
映像業界に入るにあたり、多くの優秀なクリエイターや仲間たちに出会えて今の私があります。とても幸運でした。
――映像制作に関する知識はどうやって身に着けましたか?
初めは大学の講義などがきっかけでしたが、講義では技術的なことは具体的に教わらなかったため、基本は独学でした。映像制作の技術的知識は書籍やインターネットで学びました。その後、映像業界に入り、アニメーション技術など経験からしか学べないようなことを師にあたる人から多く学びました。
――映像業界で働くことの面白さや魅力、逆に苦労することを教えてください
面白さ・魅力:映像という同じ志を持った仲間たちと一緒に、大規模な作品制作を行えることが何よりも楽しい。そして、その作品を世の中に送り出し、多くの人たちに観てもらえることが何よりも嬉しい。苦しさや辛さを乗り越えて一つの作品を完成させるという喜びは、他では味わえない最高の魅力といえる。
苦労する点:「1日が24時間、1年が365日では足りないな」と思ってしまうこと。多くの作品に関わりたいと思いながらも、物理的にも時間的にも一人でできることには限界があり、何かを諦めなければいけない瞬間があること。
――ご自身の業務に欠かせない、またはよく使う機材や愛用品などを教えてください
PC周辺機器ではありますが、Razer社のDeathAdder V3 Proというマウスを愛用しています。
1日のほとんどの時間をこのマウスを握って過ごしていますが、手に馴染み反応もよく重宝しています。
――制作に使用している撮影機材や編集ソフトは何ですか?
- 3DCGソフト:3ds Max、Maya
- コンポジットソフト:Nuke、After Effects
――映像制作の中で注目しているジャンルとその理由を教えて下さい
AI技術/インカメラVFX/バーチャルプロダクション/VR/AR/ライブ配信
老後はVRの世界で生き、ヘッドマウントを付けたまま老衰したいため。
過去の担当作品例:
- 「沈黙の艦隊」(2023)
- 「xxxHOLiC」(2022)
- 「映画刀剣乱舞」(2019)
- 「亜人」(2017)
- 「空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎」(2017)
- 「傷物語 II熱血篇」(2016)
- 「傷物語 III冷血篇」(2017)
- 「THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦」(2015)
- 「アウトレイジ ビヨンド」(2012)
最新の担当作品情報はこちらからご覧ください。

