TVU Networksブース動画

360°全天球動画

Insta360 ONE Xで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ChromeブラウザおよびiOS/Android版YouTubeアプリが必要です。(アプリ起動はこちら)

4K60P対応のフラッグシップHEVCセルラー4G/LTEモバイルトランスミッター「TVU One TM1000」

目玉は、TVU Oneモバイルトランスミッターの新しい4Kバージョンの展示だ。ブースでは、実際にソニーのカメラから12G-SDIの信号の出力を50Mbpsでライブでエンコードして伝送するデモを行っていた。

トランスミッターの外観はこれまでのTVU Oneとまったく一緒で、小型軽量を実現している。インターフェイスは、4K入力として12G-SDIとHDMI。それ以外は、従来のTVU Oneと同じ内蔵セルラーモデムが最大6つ、それプラス外付けUSBモデムが4つの全部で4Gセルラーを10回線。それに加えて、Wi-FiとLANの合計12回線のネットワークまで最大接続できるようになっている。

トランスミッターのTVU One TM1000。3.5インチLCDタッチスクリーンコントロールを装備

最大4つの外付けUSBモデムを搭載

最大6つの組み込みセルラーモデムを搭載

クラウドベースのライブビデオ制作ツールTVU Producer

クラウドベースのバーチャルリモートプロダクションシステム「TVU Producer」も見逃せない展示だった。従来のように送信機から受信機に伝送してSDIで出力という器機構成ではなく、TVU One、あるいはTVU Anywhere、iPhoneのアプリケーションから直接クラウドに信号を伝送して、クラウド上で最大4つまでのTVUPackの信号に加えて2つの静止画、動画のスイッチングできる。

映像のスイッチングのみだけではなく、オーディオのスイッチングも可能。それに加えてグラフィックのスーパーインポーズもできる。例えば、スコアやタイトル入れることも可能。最終的にTVU Producerでスイッチングして、完成したプログラムの映像を直接YouTube LiveやFacebook Liveにストリーミング配信できる。完全に従来のようなハードウェアが必要なく、全部クラウド上で制作が完了するようなシステムとなっている。

マルチカメラライブビデオを制作できるTVU Producer

YouTube LiveやFacebook Liveなどのソーシャルメディアへの配信に対応

最大6つの完全同期マルチチャンネル送信をサポートするTVU RPS

1Uのエンコーダーとデコーダーの2つのハードウェアで構成するリモートプロダクションシステム「TVU RPS」も面白い存在だ。インターネット回線、あるいは専用回線を使って最大6チャンネルまでのHD信号を、完全に同期されたまま送信することができる。

これまで個別のIPのエンコーダー、デコーダーでマルチの信号をIP送信すると、どうしてもネットワークの遅延量の違いでタイミングが合わなくなってしまう。ビデオの切り替えをした時のタイミングずれというのが一番大きな問題だった。

このシステムを使うことによってそのタイミングというのをきちんと保持したまま送信が可能。例えば、遠隔地にエンコーダーを置いて、本社にデコーダーを置くといった形で非常に効率の良いリモートの制作システムというのができるようになっている。

また、入力出力に関しては非常にフレキシブルで、最大6チャンネルの信号を配信ではなく、4チャンネル送って2チャンネルを送り返す、あるいは5チャンネルへ送って1チャンネルを繰り返すというような入力出力構成も可能。

ライブマルチカメラリモートプロダクションを可能にするTVU RPS

上がリモコン、下がデコーダー