SONY
SONYはブースは、すべてにおいてハイビジョンだらけ。Blu-rayを筆頭にハイビジョンを前面に押し出した構成となっていました。カメラコーナーでは今秋発売予定の HDR-FX7 が2台用意され、実機を触ることができました。注目の商品なだけあって、かなりの人だかりが。
HDR-FX7の隣には、ビクターブース同様にクリアビッドCMOSの現物が展示されていました。カメラの心臓部分であるイメージセンサー。メーカーとしての意地やプライドなど、様々な想いが詰まっているのでしょうか。
その横では、AVCHD規格のハイビジョンハンディカム、HDR-SR1とHDR-UX1、さらにHDVカメラ HDR-HC3の現行ハンディカム御三方が!…とおもいきや、こちらはFX7とは違い、CEATECの来場者層にあわなかったのか、ハイアマチュア以上の方には受けが悪いようで、あまり注目されていませんでした。他社ブースはHDDやDVD、メモリーカード記録方式の小型カメラに人気が集中していましたが、SONYのカメラはテープ記録がまだ主流のようですね。
記録メディアといえば、システムファイブにも「AVCHDが登場したからHDVって廃れるのでは?」とか、「HDDに記録できるようになったら正直テープっていらなくなりません?」などといった質問がよせられますが、AVCHDとHDVは棲み分けが確立されつつあるし、個人的にはテープはなくならないと思います。やっぱり取り扱いが楽だし、コストパフォーマンスも高いし。メディアごとにメリットデメリットはありますから、うまく共存していくのではないでしょうか。ただし、家庭用としては徐々にテープレスへシフトしていきそうな気配です。
各所で物議を醸しているPlayStation3も、実際にゲームができる状態で展示されていました。発表されたばかりのBru-rayHDDレコーダー2機種も展示。「ハイビジョンカメラで撮影したら、ハイビジョンテレビで見て、ハイビジョンのまま録画。ゲームもハイビジョンでレッツプレイ。全部ソニー製品で素敵なHDライフを!」…そんな感じのブースでした。
Pioneer
HEED冷陰極HARP撮像板が参考出品されていました。CCDの20倍の感度を持つという、新しい撮像素子です。画素数がまだ256×192と小さいですが、今後が期待できる技術です。近い将来、CCDやCMOSを凌駕するかもしれませんね。
Canon・TOSHIBA共同ブース
プラズマや液晶に変わる次世代ディスプレイSEDパネルを共同で展示していました。今年も大人気で、整理券が開場後1時間で配布完了してしまいました。…ということで、泣く泣くブースの外から撮影。発売が大幅に遅れているSEDですが、製品化の目処がたつのはいつになるのでしょうか。
Blu-ray陣営ブース
次世代光ディスク、Blu-rayとHD DVD。両陣営のブースは対照的な雰囲気に。こちらはBlu-ray陣営。レコーダーをメインに展示し、家庭でのハイビジョン録画を提案していました。すでに発表済みのPanasonicに続き、SONYからもHDD内蔵レコーダーが発表され、各社が参考出品していました。ディスクのコピー、プリントまで自動で行える装置も発表され、HD映像をBlu-rayで納品できる日ももうすぐといった感じです。