
ソニーはNAB2025ソニーブースのオンプレミス/クラウド・ライブプロダクションのコーナーにおいて、5Gを活用した映像伝送ソリューションを紹介した。
現地レポート動画
ソニー「CBK-RPU7」、「PDT-FP1」
カメラにドッキングするリモートプロダクションユニット「CBK-RPU7」は、ソニー独自のHVCコーデックを使用し、5Gによる映像伝送を実現する機器。今回の展示では、実際にシステムカメラとドッキングした状態でソリューションの展示が実施された。
実演では、システムカメラで撮影された映像が、リモートプロダクションユニット「CBK-RPU7」および5G伝送を可能にするポータブルデータトランスミッター「PDT-FP1」を活用することによって、ワイヤレスかつ低遅延で伝送される様子が示された。

今回のシステムでは映像信号は5Gで伝送され、メディア・エッジプロセッサー「NXL-ME80」と呼ばれるデバイスで受信され、映像システムへこのカメラの映像信号を取り込むことが可能となっている。

同システムの特筆すべき点は、ワイヤレスでシステムカメラを使用する際に、RCPからのリモートコントロールを無線で構築できることである。
会場では、実際に5Gで伝送された映像信号が出力され、受信側で明るさの制御がワイヤレスかつリアルタイムに行える様子が示された。また、これまで対応していなかったタリー機能にも対応しており、RCPに入力されたタリー信号を無線で送信し、撮影現場側のカメラで点灯させることが可能である点も特徴となっている。

